主に使用するツールと基礎知識
ここではダンオニ改造に必要な、主に使用すると思われるFLASHMXのツールと、FLASHの知識を説明したいと思います
主に使用するツール
ここでは各ツールで出来ることだけをただ書き並べていきます。触りながら覚えていくのが早いと思います。

ツールウィンドウ画像

・選択ツール(最上の左)
最も使用するツールです。オブジェクトを選択し様々なことが出来ます。ドラッグで選択範囲選択でき、選択後は、ドラッグで移動、右クリックでライブラリに登録できる「シンボルに変換」や、分解(文字列→一文字ずつ→シェイプ、ムービークリップ等の一つの塊→分解、したりするもの)等が出来ます。また、線を屈折させたり延ばしたりする際にも用いられます。

・線ツール(上から2番目の左)
線を引くことが出来ます。クリックした地点が始点、離した地点が終点の線が引かれます。また線とシェイプは完全に区別されることも抑えておいてください。

・テキストツール(上から3番目の右)
文字を入力することが出来ます。また、ダイナミックテキスト、テキスト入力でも様々なことが出来ますが、ここでは省略します。

・楕円ツール、短形ツール(上から4番目)
各々、円と四角形を作ることが出来ます。

・鉛筆ツール(上から5番目の左)
直感的に線を引くことができます。また、ツールウィンドウ下部のオプションで、ストレート(直線)、スムーズ、インク(直感的)の3種類から設定できます。

・自由変形ツール(上から6番目の左)
選択したオブジェクトの、大きさを変えたり、回転させたり、角度変えたり、中心点を変えたり出来ます。

・塗りの変形ツール(上から6番目の右)
グラデーションかかったシェイプを編集することが出来ます。

・バケツツール(上から7番目右)
線で囲まれた部分にシェイプを加えることが出来ます。また、オプションで、厳密には囲まれていない隙間の空いた囲まれた部分等にも適応できます。


とりあえずこれは、というものを選んだつもりです。
基礎知識
・まず、「レイヤー」の概念を説明します。
レイヤーとは、各オブジェクトの重なり順を表現する為の層のようなものです。
また、オブジェクトの動かす「モーション」の編集をする為のものでもあるのですが、これは後の項目で説明します。
各レイヤーは、一つ、又は複数の「キーフレーム」で出来ています。キーフレームとは、「ここからこのレイヤーは別のオブジェクトを配置しますよ」というようなもので、前フレームとは違うオブジェクトを配置することが出来ます。




・次に、「タイムライン」についてです。
FLASHはタイムラインに沿って再生が行われます。fpsとは、frame per secondの略で、つまり一秒間に何フレーム再生するか、という数値です。この数値は理想値で、実際に再生する場合には、マシンのスペックに左右されます。
一般的に、大半のダンオニは60fps、つまり一秒間に60フレーム再生させる設計で作られています。ストリーミング再生、音楽を再生させることによって同期を取り、fps設定値に近似した数値で再生されています。また、isoさんのソースを使用した、初期の作品の大半は、音楽が始まる前と後では、矢印のスピードが違いますが、この問題はこのようなことから生まれています。これは、twenty_dotさんの音楽swfを別に用意するソースを見れば分かるのですが、無音の音楽をストリーミング再生することによって解決されます。




・最後は、「オブジェクト」についてです。
オブジェクトには、大きく分けて何種類かあるのですが、ここでは、「ムービークリップ」、「ボタンインスタンス」、「グラフィックインスタンス」、ライブラリと呼ばれる場所に、繰り返し使用できるように登録できる3種類のオブジェクトについて説明します。

まず、「ムービークリップインスタンス」(以下MC)とは、FLASH全体のタイムラインとは独立して動くオブジェクトです。モーショントゥイーンに使用することも出来ます。また、MCには「クリップアクション」と呼ばれるアクションスクリプトを書けるのですが、これは後の項目で説明します。

次に、「ボタンインスタンス」とは、マウスに反応するオブジェクトです。反応は、「ボタンアクション」と呼ばれるアクションスクリプトで書けるのですが、これも後の項目で説明します。アップ(乗せていない)、オーバー(乗せてる)、ダウン(押してる)、ヒット(マウスが当たる領域)の4つから構成されていることを抑えておいてください

最後に、「グラフィックインスタンス」とは、繰り返し使用に役立つオブジェクトです。MC同様、モーショントゥイーンに使用することも出来ます。